【決勝戦】 ロッテがサムスンを下し、初代アジア王者に~記者会見より
「KONAMI CUPアジアシリーズ2005」決勝戦は、予選リーグ1位の千葉ロッテマリーンズがサムスンライオンズを5対3で破り、初代アジア王者の栄冠を手にしました。また、MVPには大会通算9打点をあげたロッテのベニー・アグバヤニ選手が選ばれました。
―この大会を振り返って、感想をお願いします
「野球の向上に貢献したし、ファンを楽しませた。世界一を決める大会に向けて、非常に大きな一歩となる大会だったと思う。関係者の皆さんに感謝したい」
―いつもよりも2週間長いシーズンでした
「良いプレーをしてくれた選手たちのおかげだ。パ・リーグ優勝を決めた時も、日本一を決めた時も、地元ファンの前で出来なかったので、今日、東京ドームを埋め尽くすほどの大勢のファンの前で優勝できたのはとても嬉しい」
―監督就任2年めで日本一、そしてアジアの頂点にまで登りつめました。秘訣は何でしょうか?また、来年以降の連覇に必要なことは?
「ある目標をたてた時、時間も含め、自分たちの持てるすべてをその一点(目標)に向けて捧げていくと、あらゆる力が働くようになり、目標に向かってすべてが進んでいくようになるものだ。春のキャンプで、私が選手たちに望んだことは『日本で行われる公式戦の最後のゲームに出場し、そこで勝つこと』だった。選手たちはその目標に向けて、ものすごい努力をしてきたし、すべてを捧げてきた。大変なことではあるけれど、来年も選手全員がその気持ちを持ち続ければ(連覇も)出来ると思う」
ベニー・アグバヤニ選手
―3回に勝ち越しのタイムリーを放ちました
「あの場面では勝ち越さなければと思っていた。今回は日本代表として出場しているので、何としても勝たなければ、と思っていた。そうでないと、たくさんの人たちをがっかりさせてしまうから。MVPはボーナスのようなもの。隣に座っている方(バレンタイン監督)のおかげです」
―試合前に、もしも車をもらったら免許を取らなきゃ、と言っていましたね
「試合前、偶然に友達に『来年、車を運転したいので車を探しておいて』と言っていた。そうしたら、試合が終わった今、僕は車を持っている!・・・来年は車を運転したいね。(バレンタイン監督が日本語で『あぶなーい!』とコメント)できるだけ僕に近づかないようにしてください。ファンのみなさんも駐車場などで待ってくれているかもしれないけれど、僕からなるべく遠ざかっていた方がいいと思う(笑)」
―バレンタイン監督は『世界一決定戦を(ベニー選手の故郷)ハワイで開催するといい』と言っていましたが
「とてもいいアイディアだと思う。でも、地元で開催するとたくさんの人たちにチケットを買ってあげなきゃいけなくなるだろうなあ(笑)。・・・もちろん、そういうことが実現すれば最高だと思うし、友人たちには自分でチケットを買うように言うつもりです」
―今日の試合について
「決勝戦は日本との対戦になるだろうと予想し、研究してきたが・・・。(先発の)ペ・ヨンス投手のコントロールが少し定まらなかった。昨日、一昨日と少し登板させたが、慣れる時間が少なかったのかもしれない。選手に『勝たなければならない』という気持ちが強かったのだろう。ただ、選手たちは最後まであきらめずによくやった。褒めてやりたい」
―ロッテ・渡辺俊介投手の印象は
「事前に研究をし、内角を捨てて外角を攻略していこうと考えていた。ヒット2本は外角を打ったものだ。ただ、そのうち渡辺投手が内角を攻めるようになってきたし、失投も少なかった」
―ロッテ戦ではいずれも、ヒット数ではサムスンの方が上回っていました
「野球というスポーツにおいては、ヒットの数と勝ち負けは別の問題だと思う。ヒット1本で勝つこともあるし、その逆もある。それが野球というスポーツだ。チャンスの時に点を取れるのが強いチームの条件。我々は中継ぎ陣に自信があるので、日本と戦うには、先制点をあげ、5回くらいまでリードを保っているようにしなければいけなかった。そういう状況を作れなかったのが敗因だろう」
―もしも日本を100点とすると、韓国チームに何点をつけますか?
「・・・難しい質問ですね。日本のプロ野球は長い歴史があるのに対し、韓国は23年だから・・・韓国は80点くらいかなあ。しかし、得ることの多い大会だった。来年に向けてまた準備をしなければならない」
ペ・ヨンス投手
―今日のピッチングを振り返って
「少し緊張してしまった。力が入っていたのか、少しコントロールに難があった。ベニー選手に打たれたのは内角のストレート。あとは(渡辺選手に打たれた)2ランが悔やまれる。あれさえなければ何とかなったのではないかと思う。悔しい」
―高校の先輩でもあるイ・スンヨプ選手(ロッテ)をうまく抑えましたね
「先輩との勝負には勝ちたい、という思いがあった。イ選手の弱点を知っていたので、決め球のフォークをうまく使うことができた」
―プロになって初めての国際大会である今大会を振り返って
「スピードもそうだが、コントロールが大切だと学んだ。それから、変化球を巧みに使うこと。変化球にもっと磨きをかけることが必要だと思った」
(始球式について)光栄ですね。日本、韓国とも関係しましたから、僕にとっては最高の決勝戦となりました。
中国は人口も多いし、相当脅威になると思う。将来的にはアジアナンバーワン、あるいはイタリアなどヨーロッパに、オーストラリアを加えた大会にして、アメリカの勝者と試合をするようになれば本当の世界決戦となる。この大会は毎年やるようになると思うので、あとは日本戦以外のカードも努力してお客さんが入るようになればいい。お客さんの声援が選手を上手にしてくれますからね。

初代アジア王座に輝いたロッテ。
写真はバレンタイン監督の胴上げ。
千葉ロッテマリーンズの記者会見より
ボビー・バレンタイン監督―この大会を振り返って、感想をお願いします
「野球の向上に貢献したし、ファンを楽しませた。世界一を決める大会に向けて、非常に大きな一歩となる大会だったと思う。関係者の皆さんに感謝したい」
―いつもよりも2週間長いシーズンでした
「良いプレーをしてくれた選手たちのおかげだ。パ・リーグ優勝を決めた時も、日本一を決めた時も、地元ファンの前で出来なかったので、今日、東京ドームを埋め尽くすほどの大勢のファンの前で優勝できたのはとても嬉しい」
―監督就任2年めで日本一、そしてアジアの頂点にまで登りつめました。秘訣は何でしょうか?また、来年以降の連覇に必要なことは?
「ある目標をたてた時、時間も含め、自分たちの持てるすべてをその一点(目標)に向けて捧げていくと、あらゆる力が働くようになり、目標に向かってすべてが進んでいくようになるものだ。春のキャンプで、私が選手たちに望んだことは『日本で行われる公式戦の最後のゲームに出場し、そこで勝つこと』だった。選手たちはその目標に向けて、ものすごい努力をしてきたし、すべてを捧げてきた。大変なことではあるけれど、来年も選手全員がその気持ちを持ち続ければ(連覇も)出来ると思う」
ベニー・アグバヤニ選手
―3回に勝ち越しのタイムリーを放ちました
「あの場面では勝ち越さなければと思っていた。今回は日本代表として出場しているので、何としても勝たなければ、と思っていた。そうでないと、たくさんの人たちをがっかりさせてしまうから。MVPはボーナスのようなもの。隣に座っている方(バレンタイン監督)のおかげです」
―試合前に、もしも車をもらったら免許を取らなきゃ、と言っていましたね
「試合前、偶然に友達に『来年、車を運転したいので車を探しておいて』と言っていた。そうしたら、試合が終わった今、僕は車を持っている!・・・来年は車を運転したいね。(バレンタイン監督が日本語で『あぶなーい!』とコメント)できるだけ僕に近づかないようにしてください。ファンのみなさんも駐車場などで待ってくれているかもしれないけれど、僕からなるべく遠ざかっていた方がいいと思う(笑)」
―バレンタイン監督は『世界一決定戦を(ベニー選手の故郷)ハワイで開催するといい』と言っていましたが
「とてもいいアイディアだと思う。でも、地元で開催するとたくさんの人たちにチケットを買ってあげなきゃいけなくなるだろうなあ(笑)。・・・もちろん、そういうことが実現すれば最高だと思うし、友人たちには自分でチケットを買うように言うつもりです」
サムスンライオンズの記者会見より
ソン・ドンヨル監督―今日の試合について
「決勝戦は日本との対戦になるだろうと予想し、研究してきたが・・・。(先発の)ペ・ヨンス投手のコントロールが少し定まらなかった。昨日、一昨日と少し登板させたが、慣れる時間が少なかったのかもしれない。選手に『勝たなければならない』という気持ちが強かったのだろう。ただ、選手たちは最後まであきらめずによくやった。褒めてやりたい」
―ロッテ・渡辺俊介投手の印象は
「事前に研究をし、内角を捨てて外角を攻略していこうと考えていた。ヒット2本は外角を打ったものだ。ただ、そのうち渡辺投手が内角を攻めるようになってきたし、失投も少なかった」
―ロッテ戦ではいずれも、ヒット数ではサムスンの方が上回っていました
「野球というスポーツにおいては、ヒットの数と勝ち負けは別の問題だと思う。ヒット1本で勝つこともあるし、その逆もある。それが野球というスポーツだ。チャンスの時に点を取れるのが強いチームの条件。我々は中継ぎ陣に自信があるので、日本と戦うには、先制点をあげ、5回くらいまでリードを保っているようにしなければいけなかった。そういう状況を作れなかったのが敗因だろう」
―もしも日本を100点とすると、韓国チームに何点をつけますか?
「・・・難しい質問ですね。日本のプロ野球は長い歴史があるのに対し、韓国は23年だから・・・韓国は80点くらいかなあ。しかし、得ることの多い大会だった。来年に向けてまた準備をしなければならない」
ペ・ヨンス投手
―今日のピッチングを振り返って
「少し緊張してしまった。力が入っていたのか、少しコントロールに難があった。ベニー選手に打たれたのは内角のストレート。あとは(渡辺選手に打たれた)2ランが悔やまれる。あれさえなければ何とかなったのではないかと思う。悔しい」
―高校の先輩でもあるイ・スンヨプ選手(ロッテ)をうまく抑えましたね
「先輩との勝負には勝ちたい、という思いがあった。イ選手の弱点を知っていたので、決め球のフォークをうまく使うことができた」
―プロになって初めての国際大会である今大会を振り返って
「スピードもそうだが、コントロールが大切だと学んだ。それから、変化球を巧みに使うこと。変化球にもっと磨きをかけることが必要だと思った」
始球式出演者・張本勲氏のコメント
(ファンからの大きな声援に)野球界の先輩を大事にしてくれて本当にありがたい。野球をやっていてよかったという気持ちになりますね。(始球式について)光栄ですね。日本、韓国とも関係しましたから、僕にとっては最高の決勝戦となりました。
中国は人口も多いし、相当脅威になると思う。将来的にはアジアナンバーワン、あるいはイタリアなどヨーロッパに、オーストラリアを加えた大会にして、アメリカの勝者と試合をするようになれば本当の世界決戦となる。この大会は毎年やるようになると思うので、あとは日本戦以外のカードも努力してお客さんが入るようになればいい。お客さんの声援が選手を上手にしてくれますからね。

始球式 張本勲氏



